サイパン マニァガハ ブレットフルーツ
『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

【パンノキ(学名Artcarpus altilis Fosb.、Artcarpus communis Forst.)は、クワ科の常緑高木。】 Artocarpus altilis. クワ科パンノキ属パンノキ 【ulu】 SAMOA,HAWAII 【uru】 TAHITI 【kuru】 COOKS 【kulu】 FIJI 【mai】 PONAPE,TRUK

属名はギリシア語のパン(artos)と果実(karpos)からなる。 無核種はタネナシパンノキ(英Breadfruits tree)、有核種はタネパンノキ(英Bread-nut tree)と呼ばれる。

ポリネシア原産。木は高さ15mほどに成長し、葉は大きく7-9裂の掌状。雌雄異花。 葉が大きく、よく茂ることから、 熱帯地方では日陰樹として公園や庭園、また街路樹として植えられる。

果実は黄色〜黄褐色で直径10-30cm。枝先に2-3個ずつ着生し、成木からは年間50-200個が得られる。 果肉にでんぷんを含み、蒸し焼きや丸焼き、あるいは薄切りにして焼いて食べられる。 また火で乾かしてビスケット状にし、 貯蔵する。味はサツマイモに似ているとされる。 繁殖は種または分根により、定植後4-8年で結実する。

品種により葉身の形は多様であるが、一般に縁が鋸歯状に深裂している。 葉が開く前の若葉は、蛇腹に折り畳まれ鞘に収められている。 雄花は数千個の微小な花が集まり、直径2〜3cm長さ15〜20cmほどのこん棒状の穂状花を形成する。 雌花は、花茎の先端部の「核」に数百個が球状に密集して付く。 個々の花はそれぞれが小さな果実となり、蜂の巣状に密集しながら成熟し、直径15〜25cm、重量1.5〜3kgの集合果になる。

 

繁殖は主に分根(吸芽)によって行われ、定植後4〜8年で収穫が可能になる。 ほぼ3ヶ月のサイクルで開花結実するが、気温や降水量の多少により、年4回収穫出来る地域もあれば、 年に1回しか収穫のない島もある(乾燥地帯のサンゴ島では難しい)。1シーズンに75〜150個の実が成り、 ほとんど手間をかけることなく50〜60年間収穫が期待できる。又、栄養価が高く、 成人一人当たり1日1個あれば十分生存することが可能といわれている。

 

種子のある系統と種子なしの系統があり、前者はニューギニアからメラネシアに多く、後者はミクロネシア、 ポリネシア地域に多い。種子の出来る系統では、未熟果を野菜として、種子を栗のようにして食用とするが、 果肉は利用しない。

種子なしの系統の未成熟果は、明るい黄緑色で果肉は白色で硬くデンプン質である。 成熟すると表面の黄色味が増し、花茎からかなりの量の乳液がにじみ出てくる。これが収穫の目安となる。 収穫せずに放置すると数日で果肉のデンプンは糖に変わり、軟らかく甘くなりやがて落果する。

収穫した果実は、皮のまま丸焼きにするか、皮を剥いて切り分けて煮て食べる。 味はサツマイモに似ている。傷みが早いため、短期間の保存ならば水中に、長期保存に際しては、 穴に埋めて発酵させ味噌状にする方法とスライスして干果とする方法が取られる。