
『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木の総称で、一般的にはブッソウゲを指すことが多いが、
これはもともと雑種植物であるために変異に富み、近年ハワイでの交雑種を含めて呼ばれるようになり、
さらに類似のフヨウ属植物を漠然と指すこともあって、極めて複雑なアオイ科の園芸種群の総称ともなっている。
フヨウ属は北半球の熱帯、亜熱帯、温帯地域に自生する。
【特徴】5裂の萼の外側を、色のついた苞葉が取り巻いているので、萼が2重になっているように見える。
よく目立つ大きな花は花弁が5枚で、筒状に合体した雄蕊の先にソラマメのような形の葯がついていて、
雌蕊が数本ある。果実は5室の豆果で、多数の種子が入っている。

【主要な種】
【ブッソウゲ】
ブッソウゲ(学名Hibiscus rosa-sinensis)(英名rose of China、Chinese hibiscus)は
仏桑花、扶桑花、朱槿、桑槿とも書く。極めて変異に富み、8000以上の園芸品種や雑種が知られているが、
一般的には高さ2〜5mに達する熱帯性低木で、全株無毛ときに有毛、葉は広卵形から狭卵形あるいは楕円形で先端は尖る。
花は戸外では夏〜秋に咲くが、温室では温度が高ければ周年開花する。
花は小さいものでは直径5cm、大きいものでは20cmに及び、らっぱ状または杯状に開き、花柱は突出する。
花が垂れるもの、横向きのもの、上向きのものなど変化に富む。花色は白、桃、紅、黄、橙黄色など様々である。
通常、不稔性で結実しないことが多い。日本では南部を除き戸外で越冬できないため、鉢植えとして冬は温室で育てる。
鉢植えの土は砂、ピートなどを多く混ぜた軽いものを用い、ときに液肥をあたえる。
繁殖は通常、挿木で行い、梅雨期に一年枝を砂にさし、発根後土に植える。大輪種は在来種に接木を行う必要がある。
沖縄では庭木、生垣とするが、通常、鉢植えで観賞する。中国では赤花種の花を食用染料としてシソなどと同様に用い、
また熱帯アジアでは靴をみがくのに利用するといわれ、shoe flowerの別名がある。沖縄南部では後生花と呼ばれ、
死人の後生の幸福を願って墓地に植栽する習慣がある。ブッソウゲは原産地が不明であるが、
中国南部原産の説やインド洋諸島で発生した雑種植物であるとの説もある。
本土への渡来は、慶長年間(1610年頃)に薩摩藩主島津家久が琉球産ブッソウゲを徳川家康に献じたのが最初の記録として残っているという。
【フウリンブッソウゲ】
フウリンブッソウゲ(学名Hibiscus schizopetalus)(英名 fringed hibiscus、cut‐petaled hibiscus、coral hibiscus)は
ザンジバル島あるいはケニアモンバサ原産の高さ1〜3mの非耐寒性常緑低木であるブッソウゲの近縁種で、
大型の5弁花には細く深い切れ込みがあり、後ろに反っている。花柄は風鈴のように下に長く伸び、先端付近に筒状の雄蕊がついている。
葉は互生し葉柄の基部には托葉がある。ブッソウゲが通常一日花なのに対して何日も咲く。
学名のスキゾペタルスとはラテン語で切れ込みのある花弁という意味である。
別名のコーラル・ハイビスカスとは花色や形がサンゴに似ていることから付けられた。
【ヒメブッソウゲ】
ヒメブッソウゲ(学名Malvaviscus arboreus)は別属の植物で、中南米原産の観賞用低木である。
花は小さく直径2〜3cm、赤花で花弁は開かない。この属の植物は花柱の上部で10本に分岐し、果実は液果を結ぶなどの点がフヨウ属とは異なる。
ハイビスカスと総称されるフヨウ属には他にも草本で観賞用に栽植される種や交配種が多数ある。
【ハーブとして】
ハイビスカス ティー
ハイビスカスの一種(学名Hibiscus sabdariffa)は、花がハーブティーとして利用されることがある。
ティーは赤く酸味があり、ビタミンCが多い。